デザイン

文字でデザインの印象は変わる│圧倒的な感動を生むフォントの選び方

ブログのアイキャッチを作っていると、
こんな悩みが出てきませんか?

フォントの使い分けがわからない
文字の配置がしっくりこない
文字の使い方の正解って何?

ブログでアイキャッチを作っていると、
写真を選びだったり、配色だったり、色々なことで悩みますよね。

そして、悩みはそれだけに留まらず、文字にも及びます。
私は、最後に文字を付けるのですが、フォント選びや配置に、いつも苦労します。

何が正解なのか、そもそも正解なんてあるのか…
芸術の世界ってよくわからないと思いませんか?

『何を見て美しいと思うかなんて、人それぞれでしょ』という
そんな乱暴な感覚で、私はこれまで生きていました。

しかし、ブログのアイキャッチ作りをきっかけに
数冊、デザインの本を流し読みしたところ、
デザインには一定のルールがあることを最近になって知りました。
(よく考えたら、まぁそうですよね…)

そこで、本記事ではデザインにおける文字のルールについて、簡単に説明していきます。
本記事の内容は次のとおりです。

フォントの分類と選び方
文字の配置と間隔

使うフォントや文字の配置によって、印象はガラリと変わるそうです。
私もそれを知ってから、街中で見かけるポスターやフライヤーを
注意深く観察してみると、その意味がわかったような気がします。

この記事で書いていることは、これまでデザインの世界とは
無縁だった私でも理解できた内容なので、難しいテクニックの話は一切ありません。

明日からでも、ご自身のデザインに反映していただける内容になっています。
最後まで目をとおしていただけると、うれしいです。

文字でデザインの印象は変わる│圧倒的な感動を生むフォントの選び方

どんなシーンで、どんなフォントを選べばいいのか。
フォントの使い分けができるようになるには、
はじめにフォントの分類を理解する必要があります。

分類するほど、種類があるの?と思われた方もいるかもですが、安心してください。
大きく分類は2つしかありません。

それでは、それぞれの特徴と共に、これから説明していきますね。

フォントの分類

フォントは、文字の太さが均一なのか、そうでないのか、
によって、分類が2つに分かれます。

文字の太さが均一のフォントが「ゴシック体」
文字の太さに強弱があるフォントが「明朝体」です。

それぞれの分類の特徴

文字太さが均一なゴシック体

ゴシック体の特徴は次のとおりです。

飾りがない

太さが均一

太さが統一されていることで、遠くからでも見やすいため、「視認性」に優れたフォントです。
ゴシック体は次のようなシーンでよく使われます。

目立たせたいとき
小さい文字として使いたいとき
先進的な印象を与えたいとき
無機質な雰囲気を出したいとき

私の職場では、プレゼンテーション資料は、
ゴシック体を使用することがマストになっています。

個人的には、明朝体を使いたくなってしまうのですが、
見やすく、瞬時に認識しやすいため、ビジネスの場で多用されるのは納得ですよね。

文字の太さに強弱がある明朝体

明朝体は、筆で書かれた楷書を簡略化した文字です。
太さが均一なゴシック体に対して、こちらは横線が細く、縦線が太いのが特徴です。
また、明朝体は「可読性」、つまり読みやすさに優れたフォントと言われています。

これらのフォントは、次のようなシーンでよく使われます。

繊細、または上品な印象を演出する
書籍や新聞などの文字数が多い文
古典的な印象を出したいとき
感情など、人の体温を感じさせるとき

私は、小学生のころ、習字の授業が好きだったせいか、
楷書を簡略化した明朝体/セリフ体の方が、どちらかという好みです。

このブログのアイキャッチも明朝体で作っているのですが、
ゴシック体と明朝体がもたらす印象の違いを理解すると、
これからは、その時々に合わせて考えなくては!と思いました。

それでは、次は、2つの違いがわかったところで、
より理解を深めるために、実例を見ながら説明していきますね。

シーンによってフォントを使い分ける

感情を伴わないシーン

先ほど、お伝えしたとおり、ゴシック体の特徴は、太さが均一なことです。
そして、読みやすいため、ビジネスのシーンで多用されるとお伝えしましたね。
つまり、これは、ビジネスの場のように感情が伴わない、
【ただ情報を伝える】というシーンでも活用することができます。

このフォントの使い分けを知った日、夜、帰宅し、いつものようにダラダラと私が大好きな女装家の肉乃小路ニクヨさんYouTubeを見ていて、動画のテロップでもゴシック体と明朝体がシーンによって上手く使い分けられていることに気づきました。

こちらは、ニクヨさんが食レポをしているシーン。
食べた料理の特徴を説明する【ただ情報を伝える】シーンなので
ゴシック体のテロップが付けられています。

感情を伴うシーン

一方で、食べた料理の感想、つまり「美味しかった」ということを
伝える表現をしているところでは、どうでしょうか。

美味しすぎて、箸が止まらず、あっという間に食べ終わったしまった際に
発された「スゴいスピードでなくなった」は、明朝体のテロップが付けられていました。

太さに強弱がある明朝体を使うと、“美味しい”という感情が伝わってくる気がしませんか?

これは、明朝体が手書きの楷書を簡略化したフォントだからかな、と私は思っています。
機械ではなく、【人が手で書いた文字】ということで、
人の温もりまでをも文字が醸し出している効果ではないでしょうか。

文字の間隔でも印象は変わる

文字の間隔でも、受け取る人の印象は変わります。

この事実を知ったとき、人気テレビ番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』の
“なんということでしょう”という声が頭の中で響き渡りました。

「大袈裟かよ」と思われるかもしれませんが、
デザインとは無縁の世界に生きてきた人間からすると、
「そこまで気にしないといけないのか」という落胆の感情と
「新しいことを知れて勉強になる~」という
喜びの感情が入り混じる複雑な心境でした。

間隔で余裕を表現する

こちらを見て、皆さんは、どのような印象を受けましたか。

上の文字間隔が狭い方は、圧迫感があるせいか、
「硬い」、「押し出しが強い」といった印象がありませんか。

アグレッシブで積極的な雰囲気を醸し出すため、熱量のこもったメッセージを伝えたいなど、攻撃的な印象を与えたいときには文字間隔を狭くするといいそうです。

一方、下の間隔が広い方はどうでしょうか。
文字同士の隙間に余裕があるせいか、受け取る印象も
「やわらかい」、「余裕がある」と感じますよね。

特に、細い文字や小さい文字を使用するときは、文字同士の距離を確保したほうが
視認性がよくなることから、読みやすくなるそうです。

また、文字間隔を広くするときは、合わせて行間も広めにしないと
横のラインが認識がしづらくなるので、注意が必要とのことです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
フォント、そして文字間隔や行間で、伝わる印象が本当に変わりますよね。

デザインの世界って奥深いですね。
マーケティングでは、勉強しなくてはいけないことが多くて大変だなと思いますが、同時に世の中で多くの人に支持されているモノには、必ず隠されたロジックがあることを知れて、日々、脳みそのシワが増えているかと思うとワクワクします。

では、本日のポイントをまとめますね。

  •  フォントの分類は大きく2つ。
  • ゴシック体は、太さが均一。明朝体は、太さに強弱がある
  • ゴシック体は視認性、明朝体は可読性に優れたフォント
  • 文字間隔が狭いと攻撃的な印象、逆に広いと余裕のある柔らかい印象を演出できる

これまでデザインについて全く気にしていませんでしたが、こうしてフォントに興味も持ち出すと、街で見かける、ありとあらゆる文字が気になり始めてきた私です。

最後に、今日、外出先で、素敵だなと思ったフライヤーを見つけたので、そちらを紹介します。これはフォントというか、もはやオリジナルのデザインですが、「復興」という文字が展示のテーマをよく表していますよね。

いつか、こんなふうに世界観を表現できるようになる日を目指して、
これからも理解を深めていきたいと思います!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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