ライティング

【文章表現でもう悩まない!】日本語で損をしないために知るべきこと

文章を書いていると、こんなことで悩んだ経験はありませんか?

  • 正しい日本語を使えているか不安
  • 助詞の「が」と「は」の使い分け
  • よく使われている表現だから使ったら、間違いを指摘された
  • 自分が意図したように、読み手に伝わらなかった

日本語って難しいですよね。ブログを書くようになり改めて、そう実感しています。読んでいる人に疑問を持たせることなく、最後まで読んでもらうためには、伝える相手や伝えたいメッセージを考慮して、その時々にあった表現を使う必要があります。
初心者だからこそ、気が付けない点がたくさんあり、言葉に違和感を感じたら、立ち止まっては調べるを繰り返しています。

本記事では、そんな初心者の私が最近知った注意する必要がある日本語表現について紹介しています。

記事を読むメリット

助詞の使い分けがわかる
使い方に注意が必要な日本語がわかる
意味は一緒でもニュアンスが異なる表現があることがわかる

この記事は、こちらの書籍を参考に書いています。
NHKが悩む日本語 放送現場でよくある ことばの疑問

大人になると、間違いを指摘されることも、なくなりますよね。私は「よく使っていたけど、意味を間違えて使っていた…」という恥ずかしいことが稀にあります。

言葉は無数にあり、使い方も、その時々のシチュエーションによって様々です。この本を執筆したNHKの言葉のプロの方と同じレベルで日本語を理解するのは、そう簡単ではありません。

しかし、この本は、私のような初心者が読んでも、いつも何気なく使っているからこそ、気が付けなかったことを知れるきっかけを与えてくれる1冊でした。言葉は変化するため、正解があるわけではありません。ですが、できるだけ多くの人が“正しい”と感じる表現を知ることで、次のようなメリットを得ることができます。

日本語を磨くメリット

日本語で恥ずかしい思いをしない
誤解を与えるような表現をしなくなる
世代によって適切な表現が使える

日本語で失敗したくない人は、手に取ってみて損はない1冊です。

【文章表現でもう悩まない!】日本語で損をしないために知るべきこと

助詞の使い方

「が」と「は」の違い

みなさんは、この違いを説明できますか?

あの人私の姉です
あの人私の姉です

恥ずかしいことに、私はできませんでした。

外国人にとって助詞の使い分けが難しいと聞いたことがあります。この違いを聞かれたとき、「なるほど、そういうことか」と思いました。日本語が母国語の自分でさえ、違いを説明することができませんでした…

この2つの文章の違いは、話す相手にとって、その情報が知らない情報なのか、または既に知っている情報なのかで使い分けます。

あの人私の姉です

「が」を使う場合は、姉がいる場所で、どれが姉か知らない人に「あの人がだよ」と相手に知らせるときに使います。要するに、ここで伝えたいことは、「が誰なのか」です。

あの人私の姉です

「は」を使う場合は、話し相手も「あの人」という存在は知っているけど、「あの人」の属性は知らない、という場合に使います。要するに、ここで伝えたいことは「あの人は何者なのか」です。

つまり…

「が」と「は」の違い

「が」で伝えたいのは、「が」の後ろにある名詞

「は」で伝えたいのは「は」の前にある名詞

北に/北へ

風が北向かっている
台風は北向かっている

両者ともに、移動を表す動作の到達点と方向性を示す助詞で、この場合、どちらを使っても間違えではありません。

しかし、この場合は、どちらかというと「へ」を使うのがいいでしょう。
これら2つの違いは次のとおりです。

「に」を使った場合は、到達点そのものに焦点が当たる
「へ」はそれに向かう進路や方向性に焦点があたる

両者ともに移動を表す助詞ですが、移動先がはっきりと点で決まっているのか、それとも進路や方向性という抽象的なもの概念なのかで、使い分けをします。

この例文にそり、「に」を使う場合を想定すると、次のようになります。

台風は今後、北上し、東京上陸する見込みです。

「東京」という明確な到達点がある場合は「に」を使用することで、「ほかのどこでもない、東京」というニュアンスが強調されます。

言葉は変化する

毎年12月に新語・流行語大賞が発表されるように、その時代のトレンドに合わせて、新しく生まれる言葉があったり、ある言葉が流行ったりするのはご存じですよね。

では、時代と共に、意味が変化している言葉があることを皆さんは知っていますか?
普段、無意識に使っている言葉でも、本来は違い意味で使われていた、ということも実はあるんです。そのような言葉を使う際は、年代によって受け取り方が異なるため、場合によって他の表現を使う方がいいこともあります。

ほんの一部ですが、ここでは年代によって捉え方が異なる言葉を2つ紹介します。

爪痕を残す

「この大会で爪痕を残せるよう、頑張ります!」

みなさんは、この表現に違和感を感じますか?
私は、このような言葉をテレビでスポーツ選手が言っているイメージが思い浮かび、特に違和感は感じませんでした。

しかし!これは誤用です。

「爪痕を残す」という言葉には、本来、「いい印象を残す」という意味はありません。
意味を辞書で調べると、次のように記載されています。

爪でかいた傷あと
災害や事件などが残した被害のあと

つまり、ネガティブなことに使われる表現なのです。

年代別にすばらしい演技をした際に、「今回の出演で爪痕を残すことができた」と表現することについて、どう思うか聞いたところ、次のような結果が出ております。

20代では「おかしい」が18%と割合が低いですが、一方で50代では「おかしい」と答えた人の割合は49%でした。

若い世代と比較して、年齢が高い世代ほど誤用だと感じる人が多いため、普段から本来の正しい意味で使うことを心掛けたほうがいいでしょう。

「爪痕を残す」の正しい使い方は次のとおりです。

  • 先日の大雨はこの地方に大きな爪痕を残した
  • 敵国軍が撤収した後も、街の一部に深い爪痕が残っている。

白羽の矢が立つ

こちらも「爪痕を残す」同様、本来はマイナスの意味を持つ言葉ですが、最近ではよい意味で使われることが多い言葉です。

新庄監督に白羽の矢が立った

2021年に新庄剛監督が日本ハムファイターズの監督に電撃就任した際、メディアは一斉にこのような報道をしました。

しかし、本来はこのように“名誉なことに選ばれる”、“大役を任される”といい意味はありません。もともとは、「人身御供(ひとみごくう)を求める神が、望む少女の家の屋根に人知れず白羽の矢を立てる」といい伝えから、“多くの中から犠牲者として選ばれる”という意味で使われていた言葉でした。

本来は、こんなにも恐ろしい意味だったとはビックリしますよね。ですが、2022年版の『三省堂国語辞典』では「名誉ある場合にも、犠牲になる場合にも使う」と記載されており、今では完全な誤用とまでは言えません。

ただし、プラスの意味で使う場合には、本来は「犠牲になる」という意味だったことを踏まえ、“本人の意思とは関係なく選ばれる”という意味を持つということは覚えておきましょう。

曖昧な表現

癒し

癒しの空間
癒しのひととき
癒しグッズ

こんな表現を皆さんも耳にしたが、あるのではないでしょうか。

しかし、この表現って曖昧だと感じませんか?
理由は2つあります。

  1. 雰囲気だけが先行している印象を受ける
  2. 何に癒されるかは人によって違う

つまり、「癒し」と言っても「リラックス」「ストレス解消」「疲労回復」「やすらぎ」「くつろぎ」など、その意味が持つ意味や解釈に幅があり、具体的な魅力を頭に思い浮かべづらいのです。

例えば、テレビのレポーターが「これは癒されますね」と言った場合、どういう効果があるのかを伝えてもらったほうが、イメージが沸きやすいですよね。

意味は受け取る側によって異なるため、誤解を生む可能性もあります。ビジネスの場では、多様しない方がいいでしょう。

ほっこり

温泉でほっこりする
心がほっこりした
ほっこりした焼き芋

こちらもよく耳にある言葉ですよね。「ほっとする」という言葉が転じて、「あたたかい」「癒やされる」といった意味合いで使用されています。

しかし、京都や滋賀などの近畿地方では、「疲れた」という意味で使われていることをご存じでしょうか。

語源は諸説あり、本来は「疲労」、「退屈」の意味で使われていたところ、今では「ほ」の音の響きから「癒し」の意味になったとのこと。

時代だけではなく、地域によっても全く別の意味があるのは興味深いですよね。
しかし、メディアで使う際には、多様な意味があることを踏まえて、誤解を生まないためにも「どうホッコリするのか」を具体的に表現した方がいいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ちょっと難しい話になってしまいましたが、大衆に向けてメディアで発信する際には、<誰にでも伝わりやすい言い方をする>というのは当然ですよね。

本記事のポイントをまとめます。

  • 「が/は」や「に/へ」など、どちらを使っても意味が通じても、ニュアンスは異なるため、シチュエーションによって使い分ける必要がある
  • 言葉は時代によって変化する。本来の意味とは違う使われ方をしていることもあるので、使う相手によっては注意したほうがよい
  • 聞き手により受け取り方が異なるような曖昧な表現は避ける。誰が聞いても同じ絵がイメージできるよう、具体的に表現をすることを心掛ける

世の中に、読み物は溢れており、どんなにいい文章を書いても、それが2回以上読まれることは、滅多にありません。1度しか読まれないことを念頭に、誰が読んでも、誤解を生むことがないよう、自分が何気なく使っている言葉には注意を向けるようにしましょう。

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